とあるスタッフの独り言。

若手会計士が言いたいことを言う場。

簡単に出世できる監査法人という世界

監査法人ではちょっと頑張れば、抜きん出ることができる。と言われたりしますが、

実際は

毎日ちょっと頑張れば(さらにそれを2年とか3年続ければ)抜きん出ることができる。

が正しい。

 

習慣になってしまえば、続けるのは簡単だから、

成功した人は少し頑張っただけで出世できたと思ってしまう。

 

監査法人の人たち基本的に優秀だし真面目だから、やる時はみんな懸命にやりよる。

みんながやらない時に何をするか、そしてどれくらい継続するか。そのためには早いうちから習慣と仲良くなるかが大事。

 

監査法人に限らないけどね。

 

自戒を込めて。

監査特化人材からの脱出方法。

  会計士という資格である程度キャリアの自由度が高いからこそ監査だけでは終わりたくない。

そんな考えをもった会計士は少なくないはずです。

監査だけではなく監査以外でも活躍するにはどうしたら良いのだろうか、監査という仕事の特性から監査特化人材がどうやって生まれ、それを回避するためにはどうすればいいのかを考えるに至りました。

 

仕事とは
監査について考える前に単純に仕事とは何かをモデルにしたいと思います。
ズバリ仕事は
インプット⇨プロセス⇨アウトプット
という三要素に分けられます。(よく見るモデルですが)


例えば歴史の先生であれば、
歴史の勉強して(インプット)
⇨それを自分なりの物語で語れるように考えたり授業の準備をします(プロセス)
⇨授業で発表します(アウトプット)

 

このように全ての仕事はインプット、プロセス、アウトプットに仕事を分類することが可能です。

 

プロセスについて
プロセスも大きく2つに分けることが可能です。

1つは自ら考えること、

もう1つは過去の経験に頼ることです。

 

先ほどのように先生を例にとると、1年目の若手先生は猛烈に考えて授業の準備を行いますが、ベテラン先生は過去のテキストをさらっと読み返すだけでも授業を行えることが想像つくかと思います。

 

ここまで、ざっくり
仕事はインプット⇨プロセス⇨アウトプットに分けられるという話

プロセスは①思考と②経験に分けることができることをお伝えしました。

 

さて本題の監査特化人材が生まれやすい理由について書きたいと思います。

 

監査の特徴

監査の特徴はまず、
アウトプットが概ね一定であることです。
教師はどのような授業を行うかどうかを自らの裁量で変えることが可能ですが、監査はそうはいきません。監査基準というルールブックが存在し、最低限それに従わなければなりません。さらには上司の上司の上司の時代から受け継がれている監査調書を参考にすることができます。環境の変化がない限り、過去の監査調書という最高のカンニングペーパーを用いて問題を解決できてしまいます。

 

さらにアウトプットが概ね一定であることから、インプットの量を圧倒的に増やすことで概ねの問題を解決できてしまいます。
  インプットの量を増やし、経験を積みまくるという力技を重ねることでも優れた会計士になれます(もちろん思考も偉くなったら大事ですが、インプットである程度まで凌駕可能)。

  このインプットと経験に頼るスタンスが監査特化人材を生んだんじゃないかというのが私の結論です。

 

  これを回避するためには、プロセスに、特に思考に集中して仕事をすることだと思ってます。

 

  監査を通して、自分が如何にして考えているのか、監査という仕事の特徴はどうで、監査以外の仕事をする上でどう大事なりえるのか、これが監査特化人材になることを避ける方法の1つなんではないかと思うわけです(チャンスが来た時にしっかり打席に立つことが最重要なのは言わずもなさがな)。

 

もっともっと大事なことは、じゃあ私は何をすればいいのかを自分自身で考えることだと、今書いてる途中で気付きました。

 

  私が考えた監査を通して我々が行う思考パターンについては気が向いたら今度書きます。

 

  長文読んでくださりありがとうございました。

楽しい監査。

仕事してるとき、楽しいときと楽しくないときがあり、何がその差を生むのか考えた。

 

 知的好奇心の量によって楽しく感じるか感じないかは個人差があるとは思う。ただ、原理的に考えると監査はクライアントの成果物のダメだしをするような仕事なので感謝されるような仕事ではない。指導的機能が求められているとはいえ、それは副次的な機能にすぎない。そのため、もし監査という仕事を楽しむためには、知的好奇心を強く持つ以外にはないのではないかと最近は思っている。(投資家のために監査をするという大義を背負っていて、その大義を個人レベルで背負い日々の仕事の充足感に還元できる人がいるならば話は別だが。)

 幸いなことに、この業界は殆どすべての人が会計士試験合格者なので比較的知的好奇心の旺盛な人が多いと思う。ということでどうやったら知的好奇心が駆り立てられたりするのか(監査が楽しいのか)考えたい。そしてその視点で中小企業のクライアントを持つことの利点を述べたい。 

 

監査報告書が出来るまでの自然の流れ

 そもそも会計データというのは企業が活動した結果を数字に落とし込んだものである。流れとしては、企業活動という数値化できないものを会計基準を通して数値化したものが財務諸表で、それが正しいかのルールブックが監査基準でそれに基づいて監査調書が作成され、監査調書が積み上がって監査報告書となる。

調書までの流れを絵にすると以下の通り。

 

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理想的にはこの自然の流れで作られるべきなのだが、なかなかそうはいかない。

そしてこの自然の流れに反して調書作成しているときが監査がつまらないときのパターンなんじゃないかと思う。

 データ加工してるけど、突合むっちゃしてるけど、ふと考えてみると何のためにしてるのか分からない、という経験は若手あるあるだと思う。

そんな時は、以下の図の赤い矢印の方向で考えてしまっている(ことが多い)と思う。

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なんなら企業活動まで遡れたら十分くらいで多くの若手は財務諸表と監査調書の行き来ばかりなんじゃないかと思う。

どんな仕事でも赤い矢印よりも黒い矢印で見れてるときのほうが発見あるし面白い。

毎回もらう資料が同じで数字のつながりを確認するだけの紙面調書でも

その調書がどの順番に作られているのか(どの職階の人が作っているのか)考えるだけでも発見があったりする。 

結論 

この図の黒矢印の方向性でしっかり監査調書を見れている場合の監査は楽しいことが多く、一方で赤字の矢印の方向で調書を作成する時はほぼ確実につまらない。

そしてこの視点の有無は調書の出来にも関わる。

黒字の方向が見えている場合は出来のいい調書を作成している場合が多い。

1年目が担当するような科目は非常に単純だからかもしれないが、面白いことに赤字の方向でもいい調書は作れる場合もある。

 

そんなことを先週は考えていました。